持続可能な農業を目指して。

アスパラガスは出荷時に長さを調整するため切り落とされます(切り落とされた部分を「切り下」と言います)。このまま廃棄すると食品ロスとなってしまいますが、この切り下は牛の大好物ですので、近隣の畜産農家の牛たちに食べてもらいます。
また、本来廃棄されるはずの麦稈(ばっかん:小麦の実以外の部分)は、ロールにして近隣の酪農家に運搬され、牛たちの寝床になります。代わりに、その小麦と牛たちの糞尿を混ぜ、発酵させた堆肥をもらい畑に使用しています。
遠軽町の特産物である香料用の青シソは、人の背丈を越えるくらいまで成長し、香料に使用されるシソの油をとるために乾燥・粉砕され、蒸留施設に運ばれます。油を取り終えた残りかすは貴重な有機物源として畑に還元しています。
こうして、廃棄物を積極的に土に還したり他の用途に利用することで、循環型農業を心がけています。

先述した有機物や有機質肥料を積極的に使用することに加え、農薬使用量も基準を厳守し、より高品質で安全な生産を意識しています。例えば、アスパラガスは春先に残留農薬検査を実施し、毎年残留農薬が検出されないことを確認してから出荷していますので、安心してお選びいただけます。人にも、大地にも優しい農業を目指しています。